
明治時代、長野県の小県地方は絹を生産する「お蚕さん」の一大産地となっていました。 そこで本校の前身である長野県小県蚕業学校が創立されました。 現代の化石燃料を元に繊維がつくられる以前、明治、大正、昭和初期、中期までは「絹」は日本を代表する一大産業であったわけです。
私の在学しました昭和25~27年ごろの学校は「長野県小県蚕業高等学校」という名称で農業課程・林業課程・蚕業課程がありました。 
その後家政科、普通科が増設され、昭和49年度からは普通科のみとなりました。 卒業生は2万人有余を数えて、全国各地、ならびに世界中でいろいろな分野で活躍をしております。
私は在学中「生徒会長」をやりいろいろな失敗経験とか、学生時代の楽しかった日々が昨日のように思い出すことができます。 また在学中の昭和26年には創立60周年記念行事が行わ れました。 早いもので、平成18年の本年で創立113年となります。 
他に類を見ない輝かしい歴史をもっている学校ですから、われわれ卒業生としてはこれを【ほこり】と感じてほしいものです。 また、卒業生が集まった折に歌う「校歌」はあの「荒城の月」の作詞者でもある土井晩翠 先生が作詞いただいたものです。
この「上田東高等学校関東同窓会」のホームページが出来たのを機会に卒業生同士の交流、現上田東高等学校の生徒・先生方との情報交換等々でインターネットを道具として使っていただ きたいと思います。
上田東高等学校関東同窓会、ならびに母校の ますますの発展を希望するものです。
平成18年6月吉日
上田東高等学校関東同窓会
 会長 鈴木 敏文